映画 ケス

2023.06.26
DVD・BD

ケン・ローチ監督の初期の長編映画。
家庭にも学校にもなじめない主人公が、ハヤブサ(ケストレル)の雛を育ててハヤブサ狩の鳥に仕立てようとするのが、ストーリーの一つの軸。
労働者階級の家庭に育った子が家庭でも学校でも味わう閉塞感がもう一つの軸。
自分の子ども(主人公の兄)がいるパブで男と仲良くなろうとするお母さん。
中学校の就職指導で炭鉱か事務職を勧められる(それ以外の選択肢がない)主人公。
先生が呼んでいると伝えに来ただけなのに、なぜか悪い子(と教師から見なされている主人公たち)と一緒に怒られる優等生。こういうギャグがケン・ローチ監督は昔から好きなのが分かる。

兄がハヤブサを殺してしまうのはなぜ?
学校の授業のサッカーのシーンがやけに長いのはなぜ?